　代表（墓石職人）　泉充（いずみみつる）

代表（墓石職人）
泉充（いずみみつる）

Ｑ：どんなことから墓石づくりに携わるようになったのですか？

Ａ：お墓づくりには20年前から取り組みました。私の家は先祖代々石工職人の家系で、私は最初石灯籠作りに取り組んでいました。採石場で採れる御領石は庭になじみやすく、私が作った石灯籠は人気があり、毎月東京に多数出荷していました。

Ｑ：お墓づくりでこだわっていることは何ですか？

Ａ：お墓を建てられる方は、ご先祖様やご両親に対する思いが深い方です。いま自分が生きているのはご両親をはじめ、ご先祖様のおかげと思われ、その思いを形にしたいとほとんどの方が言われます。このようなことから、私はお墓を建てる際、施主様のお気持ちをお聞きして施主様のお気持ちを表現できるようにお作りしています。

教職員をされていた方で奥様を亡くされた方から、お墓を建てたいとお申し込みがありました。私は奥様への思いや思い出などお聞きし、要望をお聞きしていきました。すると、いつでもお参りに行けるように家の近くに作りたい、御影石を使ったお墓にしたいとおっしゃいました。ひとつずつ確認して作らせていただき、お引渡ししましたら「ありがとうございます。おかげ様で、お墓参りに気持ちよく行くことができます」と言ってくださいました。

Ｑ：お墓づくりで一番大事なことは何ですか？

Ａ：【石日和】では、お客様のご要望に合わせて色々なお墓をお作りいたしますが、お墓は内部が見えません。このような中で私たちは、30年後・50年後のお手入れや管理のことを考えて作らせていただいています。これは私たち墓石職人の責任だと考えています。

Ｑ：お墓とはどんな場所ですか？

Ａ：最近つくづく思います。お墓は親やご先祖を弔らう場所であると共に、親や先祖に語りかけたり、相談したり、報告する場所でもあると思います。

お墓参りに行くと先祖の名前が書いてあります。すると自分が今ここにいるのは先祖の人たちのおかげなんだ、自分1人ではない、見守ってもらっているんだと実感することができます。親や先祖に対する思いを形にするのが、お墓だと思います。お墓を放ったままの人や、お墓参りしない人は、問題を抱えているケースが多いような気がします。

Ｑ：お墓づくりでの一番の喜びは何でしょうか？

Ａ：お客様に喜んでいただけることが一番の喜びです。先日もお墓を移転された施主様から「思った以上のお墓を作ってもらいました。母も天国できっと喜んでいると思います！」と感動されました。私が目指していますのは、出会ったお客様一人ひとりに喜んでいただき、幸せになっていただくことです。私は「おかげ様」という言葉が好きです。「おかげ様」とは、親や先祖、従業員の人たち、地域の人たちも含めて支えていただいているということです。また「夢」という言葉が好きです。そしてこの仕事が好きです。

　お墓ディレクター　泉亨（いずみとおる）

お墓ディレクター
泉亨（いずみとおる）

Ｑ：現在の仕事に就くまでの経緯は？

Ａ：“泉石材店＝石日和” で墓石づくりのディレクターをしています、泉亨（いずみとおる）です。私はデザインの勉強が石材店の仕事に役に立つのではと、高校を卒業してデザインの専門学校に行きました。デザインの専門学校を卒業したあと、石の産地である愛知県の岡崎市で石の彫刻の仕事に就きました。岡崎産の御影石は固くて、手際よく削ったり割ったりするのが難しく、勉強になりました。

Ｑ：石日和に戻った時期は？

Ａ：私はモノづくりの中でも彫刻は好きでしたので、その仕事は面白く、5年間修業をしました。それから石日和の系列部門である熊本園材センターで1年間営業の勉強をして、それから石日和に戻ってきました。

Ｑ：どのような仕事をしていますか？

Ａ：お墓ディレクターとして墓石への文字彫りなどの加工から、お墓の施工・設置も行います。また泉石材店では石灯籠も製作しており、ネットからのご注文も多く、ネットのお客様との連絡～お打ち合わせも行っています。

Ｑ：お墓ディレクターとしてのこだわりと工夫は？

Ａ：文字彫りの彫りが浅いのは格好が悪いですね。さらに掘った文字に金箔を貼りますが、これにも技術があります。また墓石については、お客様が「お墓を建てよう」と心を決めるまでは時間がかかりますが、決めてしまったら1日でも早く建てたいものです。ですから石日和では、製作から施工までのスピードが早いことが自慢です。とにかくお客様の要望を第一に取り組んでいます。